水銀いらないキャンペーン / No More Mercury Poisoning Campaign » 研究資料 http://suigin-iranai.jp Thu, 17 Sep 2015 13:27:10 +0000 ja hourly 1 http://wordpress.org/?v=4.3.1 メチル水銀汚染が胎児および幼児に及ぼす影響に関する考察 http://suigin-iranai.jp/archives/1426 http://suigin-iranai.jp/archives/1426#comments Fri, 23 Mar 2012 11:05:22 +0000 http://suigin-iranai.jp/?p=1426 熊本の水俣病研究の第一人者である原田正純先生の臨床研究の論文です。(PDF

http://www3.kumagaku.ac.jp/srs/pdf/no14_no01_200901_005.pdf

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メチル水銀の有害影響:環境健康研究の示唆 http://suigin-iranai.jp/archives/1420 http://suigin-iranai.jp/archives/1420#comments Fri, 23 Mar 2012 10:56:01 +0000 http://suigin-iranai.jp/?p=1420 化学物質問題市民研究会のサイトより

米国立健康環境科学研究所ジャーナル
EHP 118(8) 2010年8月
メチル水銀の有害影響:環境健康研究の示唆
Philippe Grandjean、佐藤洋、村田勝敬、衞藤光明

化学物質問題市民研究会 編集者のサマリー

 メチル水銀への曝露に関連する健康影響は1世紀以上前から知られている。しかし、水俣病として知られる深刻な神経障害の場合には、公衆衛生当局と環境科学者は神経学的兆候の発現とメチル水銀への環境的曝露とを関連付けるのに時間がかった。Grandjeanら(p. 1137)は、この遅れに関連する様々な政治的、法的、及び科学的な力学を顧みている。著者らは、メチル水銀が引き起こす健康影響の理解が狭い症例定義と不確実な化学形態別分析に依存したために損なわれたことに言及し、メチル水銀は発達神経毒素になることが1952年には知られていたにも関わらず、研究者らが発達中の神経系はメチル水銀などの重金属に脆弱であることを理解しなかったと指摘する。彼らは、様々な政治的及び経済的配慮とともに科学的不確実性が、将来の曝露の緩和と防止のための戦略の展開よりもむしろ、もっと多くの研究の要求をもたらしたことに言及する。著者らは、メチル水銀の症例と水俣病は環境健康に関わる社会と公衆衛生当局が現在と将来の環境的危機に対応する際の寓話であると結論付けている。
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水銀分析マニュアル http://suigin-iranai.jp/archives/1195 http://suigin-iranai.jp/archives/1195#comments Mon, 04 Oct 2010 04:37:35 +0000 http://suigin-iranai.jp/?p=1195 国立水俣病総合研究センターが確立した水銀分析法

「赤木法」マニュアル


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太地町における水銀と住民の健康影響に関する調査結果について http://suigin-iranai.jp/archives/1143 http://suigin-iranai.jp/archives/1143#comments Tue, 11 May 2010 10:17:52 +0000 http://suigin-iranai.jp/?p=1143 【結果】
太地町における水銀と住民の健康影響に関する調査結果について

国立水俣病総合研究センター
(平成22年5月9日)

1. メチル水銀摂取状況調査
1) 夏季調査の結果、対象者の毛髪水銀濃度の幾何平均値(最小−最大)は、男11.0 ppm(0.74 ppm−139 ppm)、女6.63 ppm(0.61 ppm−79.9 ppm)であった(国内14地域の幾何平均値(最小−最大)は、男2.47 ppm (0.10 ppm−40.6 ppm)、女1.64 ppm (0.01 ppm−25.8 ppm))。

2) 夏季調査の結果、神経症状の出現する可能性のある下限値とされる毛髪水銀濃度50 ppm(WHO)を上回る住民が、対象者の3.1%、32名(男26名、女6名)にみられた。

3) 冬季調査の結果、対象者の毛髪水銀濃度の幾何平均値は、男11.2 ppm、女6.46 ppmで、夏季調査と比べて大きな違いはなかった。夏季または冬季調査のいずれかで50 ppm以上の住民は3.8%、43名であった。夏季調査と重複した対象者においては、冬季には毛髪水銀濃度の増加傾向がみられた。

4) 毛髪水銀濃度とクジラ類を食することの関連性が示唆された。

全結果へ

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マグロの水銀含有量をDNAで解析 http://suigin-iranai.jp/archives/1060 http://suigin-iranai.jp/archives/1060#comments Mon, 26 Apr 2010 12:02:45 +0000 http://suigin-iranai.jp/?p=1060 この記事は英語のみです。<英語ページへ>

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有毒な献立―クジラ類の肉汚染と消費者の健康への影響 http://suigin-iranai.jp/archives/487 http://suigin-iranai.jp/archives/487#comments Tue, 22 Dec 2009 08:40:49 +0000 http://udaipurshaktiworks.com/suigin-iranai/?p=487 申し訳ありません、このコンテンツはただ今 English のみです。

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ゴンドウクジラに関して、フェロー諸島の政府へ水銀勧告 http://suigin-iranai.jp/archives/462 http://suigin-iranai.jp/archives/462#comments Mon, 21 Dec 2009 05:58:16 +0000 http://udaipurshaktiworks.com/suigin-iranai/?p=462 (ゴンドウクジラに関して、フェロー諸島の政府へ勧告ー2008年12月1日英語版発表)

総理大臣、厚生大臣、貿易産業大臣各位

ゴンドウクジラを人間の食用に使用することを中止する勧告

拝啓

フェロー諸島の人々は何世紀にも渡ってゴンドウクジラの殺戮を行ってきたが、これは食や文化など多方面において生活に欠かせないものであった。

この国で私たちにとってゴンドウクジラが重要であるという理由は多々ある。もしクジラの捕獲ができずに数年が過ぎれば、各家庭に影響が出てくる。そして神の贈り物であるクジラが再び海に姿を現せば、島の人々の喜びは大きい。この食料資源が多くの面で住民の健康を保ち、多くの家庭で飢えをしのぐのに貢献してきていることは疑う余地が無い。

1970年代という最近まで、学校の医師たちは父兄に対して、児童の朝食にクジラの脂肪を必ず加えるよう勧めたものである。

しかし、1977年に初めて、ゴンドウクジラの肉や脂肪、肝臓や腎臓の汚染を記録する調査が行われた。ゴンドウクジラの水銀の含有値が上がったかどうかを確認するために始められたのである。これは、ゴンドウクジラが海洋の食物連鎖で上位に属す生物であり、ほかの調査で海洋生物種の水銀の含有量が増加したこと、また、歯クジラが食物連鎖の最上位に位置していることによるためである。分析した結果は衝撃的なものであった。肉に含まれる水銀値も高いが、それ以上に肝臓や腎臓からは肉の水銀濃度の100倍にも上る水銀が検出された。

こうした理由から、フェロー諸島の保健当局はクジラ肉と脂肪の摂取は一週間に一度とし、肝臓や腎臓は絶対に食べないよう勧告することを決定した。

その後の調査で、さらに人体に悪い影響があることが知られるようになり、勧告がさらにきびしくなった。1998年からの最も新しい勧告は次のようなものである。

脂肪

脂肪に含まれるPCBの含有量が高いことから、成人についてはゴンドウクジラの脂肪の最大摂取を月に1回か2回とする。しかし、成人前の少女及び成人した女性は子供を生むまでゴンドウクジラの脂肪を取らないことが、潜在的なPCBの害から胎児を守るための最上の方法である。

「クジラ肉」

ゴンドウクジラ肉の水銀の含有量は多く、また、クジラの肉を食べることが水銀の主な摂取源のひとつになっている。それゆえ、大人に対してクジラ肉の摂食を月に12食に抑えることを勧める。3ヶ月以内に妊娠することを計画している女性、妊婦、そして授乳中の母親はゴンドウクジラ肉の摂取を控えるべきである。

内臓の肉

ゴンドウクジラの肝臓や腎臓はいっさい食べるべきではない。

現在までの認識を変えるような新しい情報が発表された折には、上記の勧告をどのくらい調整すべきかが考慮される。

過去10年間にわたる科学調査によると、ゴンドウクジラの肉や脂肪の汚染が人体に有害な影響を及ぼす事実は以前よりさらに深刻な状況に陥っている。

現在の調査結果は次の通りである。

1. ゴンドウクジラ肉の水銀は胎児の神経組織の発達に悪影響を及ぼす。

2. 水銀による影響は成長期の子供たちにも見られる。

3. 母親の水銀摂取が子供の血圧に影響する。

4. 脂肪に含まれる汚染物質は免疫組織に悪影響を及ぼす。このため、児童の免疫反応がさらに低下する。

最新の調査によると、

1.ゴンドウクジラの肉を度々食べる者は、クジラの肉の汚染物質によってパーキンソン病に罹る危険率が高くなるように思われる。

2.高血圧症や頚動脈硬化症の危険性は、水銀にさらされることの多い成人に増えている。

現在、ゴンドウクジラの肉と脂肪の汚染物質により生殖機能が衰えたのではないかという危惧から、出生率の調査が行われている。

これらの調査結果はグローバルな視点に立って考慮すべきである。海洋の水銀汚染は広がり続け、一例としてホッキョクグマの毛から以前に比べて10倍以上もの水銀が検出された。

1900年代後半に、環境への毒物となるPCBが使われ始めて環境に放出された。これは1980年頃に禁止されたが、ゴンドウクジラへの汚染率にはそれほどの減少が見られない。殺虫剤代謝産物のDDEも環境を害する新しい化学物質で、その親化合物のDDTは、現在でも世界の複数地域で使われている。さらに、現在、繊維に沁み込ませたり、他の目的で使ったりされる有機フッ素剤やその他の新しい化合物が、ゴンドウクジラの肉を食べる子供の血液の中からより高い濃度で検出された。

最も新しい分析からでも、ゴンドウクジラの水銀濃度は、1グラムにつき平均2マイクログラムと高数値を示したままである。欧州連合では、最も汚染度の高い魚介類に対して、1グラムにつき1マイクログラムを最高値として適用している。ほとんどのゴンドウクジラはこの数値を上回る。アメリカの環境保護局によると、体重1キログラムに対して、0.1マイクログラムの水銀摂取を最高値として制限している。(これはフェロー諸島で実施された調査結果に基づいている。)これによると、体重70kgの成人が一日に3.5グラムのゴンドウクジラの肉を食べると限度に達する。

ゴンドウクジラの脂肪にはPCBやDDE(殺虫剤DDTの分解産物)など、長い間体内に留まる難分解有機化学物質が高濃度で見られる。1グラムの脂肪に含まれるPCBとDDEの平均数値は10マイクログラム以上である。PCBに関して汚染の増加を防止するために定められた制限値がいくつかあるが、ほとんどが1グラムに対して1マイクログラム以下である。

従って、現在ゴンドウクジラの肉や脂肪は、許容量以上に毒性物質を含んでいると結論を下せる。

フェロー諸島の人々は、世界的見地からしても、汚染による人体への影響が大きい。しかし、最新の調査から、妊婦が摂るゴンドウクジラの肉や脂肪の量が以前と比べてかなり減少していることが分かった。このため妊婦の血液から検出した水銀の濃度に低下が見られたが、PCBの含有量は同じであった。多分、PCBの分解は時間がかかるという理由からであろう。

ここ数年来出されている多くの科学文献から判断すると、ゴンドウクジラの肉や脂肪を食べないよう再び勧告することが妥当とされる時代が来たようだ。

下記の署名者は、人間の健康を守るため、最新の調査結果から次のような結論に達した。

ゴンドウクジラをもはや人間の食用として使用しないよう勧告する。

このような勧告をすることは大変残念である。何百年にわたり、ゴンドウクジラはフェロー諸島で食され、何世紀もの間、島の人々を生存させてきた。しかし、時代も環境も変化している。それゆえ人間の健康を守る上で、この勧告は必要であると信じている。

フェロー諸島に住む私たちには、海洋汚染に対する責任はない。それは外部からもたらされたものである。フェロー諸島の人々を調査することによって、汚染問題が注目を浴びるようになったのはなんとも皮肉なことである。しかしその結果、すでに世界中で汚染への規制がきびしくなっている。従って、私たちもまた、結果の重要性を認めるべきである。

当然のことながら、私たちは要望に従って、補充となる情報や関連調査記事などを提出する意向である。

敬具

パル・ウェイヒー医師(署名)       ホ二・デべス・ジョンセン医師(署名)

主任医師                    保健所長

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有害政策 – EIAの包括的な日本鯨類汚染レポート http://suigin-iranai.jp/archives/457 http://suigin-iranai.jp/archives/457#comments Mon, 21 Dec 2009 04:38:44 +0000 http://udaipurshaktiworks.com/suigin-iranai/?p=457 有害政策

汚染されたクジラ・イルカ由来食品の販売を禁止しない日本

www.eia-international.org 2008

要旨
この10年の間に、日本で販売されている鯨類(クジラ、イルカ)由来食品の有毒化学物質の汚染濃度に関しては、専門家による独立評価が数多く行なわれてきた。専門家仲間による査読を受けた複数の科学論文によって、イルカ肉が政府の暫定的規制値の数百倍という濃度の水銀に汚染されていることが明らかにされている。


完全なレポートは、ここにあります.

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Mercury toxic cetacean meat in Korean markets http://suigin-iranai.jp/archives/453 http://suigin-iranai.jp/archives/453#comments Sun, 20 Dec 2009 17:34:49 +0000 http://udaipurshaktiworks.com/suigin-iranai/?p=453 Contamination level of mercury in red meat products from cetaceans available from South Korea markets

Tetsuya Endo, Ma Yong-Un, C. Scott Baker, Naoko Funahashi, Shane Lavery,
Merel L. Dalebout, Vimoksalehi Lukoschek, Koichi Haraguchi

Marine Pollution Bulletin 54 (2007) 669–677

Abstract
Levels of total mercury (T-Hg) were surveyed in red meat (n = 73) and liver (n = 3) from toothed whales, dolphins and porpoises (odontocetes) sold for human consumption in the coastal cities of South Korea. High concentrations of T-Hg were found in the liver
products of finless porpoises (18.7 and 156 lg/wet g) and common dolphins (13.2 lg/wet g). The T-Hg concentrations in red meat products were highest in the false killer whale (9.66 ± 12.3 lg/wet g, n = 9), bottlenose dolphin (10.6 ± 12.6 lg/wet g, n = 3) and killer whale (13.3 lg/wet g, n = 1), and lowest in Cuvier’s beaked whale and the harbour porpoise (0.4–0.5 lg/wet g). Thus, most of the products that originated from odontocetes exceeded the safety limit of 0.5 lg/wet g for T-Hg set by the South Korean health authorities for the fishery industry. Pregnant women and other vulnerable sectors of the population living in South Korea should therefore limit their consumption of odontocete products.


Full report available here.

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The EIA’s “Poisonous Policies” cetacean toxin report http://suigin-iranai.jp/archives/450 http://suigin-iranai.jp/archives/450#comments Sun, 20 Dec 2009 16:42:33 +0000 http://udaipurshaktiworks.com/suigin-iranai/?p=450 POISONOUS POLICIES

Japan’s Failure to Stop the Sale of Polluted Whale, Dolphin and Porpoise Products

www.eia-international.org

Introduction
Over the last decade, there have been many independent assessments of the levels of toxic chemicals present in cetacean (whale, dolphin and porpoise) products in Japan. Peer reviewed scientific papers have revealed dolphin meat with mercury levels several hundred times higher than government recommended levels.


Full Japanese language report available here.

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