News Feed 11 - 17 - 2015

Image via Wikipedia (この記事は英語のみです。) By BOYD HARNELL Special to The Japan Times On May 10, in a front-page lead story headlined “Taiji locals test high for mercury,” The Japan Times reported the results of tests by the National Institute of Minamata Disease (NIMD) that found “extremely high methyl-mercury (MeHg) concentrations in the hair of some […]

数多くの国際的な研究により比較的に低レベルの水銀汚染でも、心臓や神経系、発達機能に深刻な影響を及ぼすことが論証されているが、有害な水銀を含むイルカ肉を摂取し、高数値の水銀に汚染された和歌山県太地町住民には何ら問題は確認されなかったと日本政府の医師らは名言した。着目すべき点は、デンマーク、フェロー島の政府医師団が鯨肉摂取の全面禁止を提唱するきっかけとなった児童に対する臨床検査を実施しなかったことである。日本におけるイルカの水銀値は、はるかに高い。 東京(PRWEB)2010年5月10日:日本の水銀いらないキャンペーンは今日、5月9日国立水俣病総合研究センター(以下「国水研」)による記者会見で、和歌山県太地町住民から高数値の水銀が確認されたにも関わらず、著しい健康への影響はないと発表された件に対し対応いたしました。 背景 2010年5月9日国立水俣病総合研究センター(国水研)は和歌山県太地町において記者会見を開き、昨年から実施されていた毛髪検査で、その内高い数値の水銀が確認された200名近い太地町住民を対象に行った健康診断の結果報告をした。太地町は昨今、継続的に行われている大量虐殺や、水銀で汚染されたイルカ・ゴンドウクジラを食する理由から国際的な批判や懸念の的となっていました。 多くの毛髪から50ppmという数値が確認され、これは日本の魚介類に対する暫定的規定値0.4ppmの約125倍、米国環境保護庁が示す人体への安全規定の500倍である。 それにも関わらず政府の医師らは今日、これらの体内の毒性があっても太地町住民から何も有害な影響は認められなかったと発表した。今後も状況調査の継続を実施すると述べ、今現在は何も懸念する必要はないとした。 現状把握  水銀いらないの調査員は近日中にこれらの主張や参考資料に対する詳細にわたる分析を提供いたします。初めに、最も慎重に扱うべき全検査対象の脳神経系の査定を、比較的に経験の浅いたった一人の医師が担当したという重大な懸念に重ね、乳幼児及び児童に対しての神経発達障害、学習障害、知能障害の適切な調査が一切実施されなかった。 デンマーク・フェロー島の調査員らが、水銀に汚染された鯨由来肉の摂取により機能的障害を及ぼす事を発見した際、子どもの記憶能力・言語能力・視空間能力・反応時間等の検査を行ったことは、つい最近広く報告されたばかりだが、国水研はこの研究について一切言及せず、その試みもなかった。 幼い子ども達への水銀による潜行的ダメージは、この毒素がもたらす最も悲劇的な被害である。胎児の神経発育数値と同様に太地町住民の出産前後の暴露状況の最新のデータがない限り、公式に安全宣言をするのは怪しからぬ時期尚早である。流通禁止されている魚介類よりも50〜100倍も水銀に汚染されている成人が太地町では珍しくない事から、胎児、乳幼児の潜在的被害は疑う余地はなく、許しがたい事である。 デンマーク・フェロー島の政府医師らによる鯨由来肉摂取の全面撤廃要請  デンマークのフェロー島という小さい町では、深刻な被害は少ないことが確認されたという私達の証言に対して、日本政府や日本の医療機関が指導力を発揮し、防御対策を示し得ないのは奇妙であり、失望した。 デンマークのフェロー島民もまた鯨肉を食べる長い伝統があり、ゴンドウクジラがその主たる種類である。しかしながら、現地の政府医師らは、これらの動物に含有する水銀値、PCB(ポリ塩化ビフェニル)等の有害物質が軒並み上昇している事から、全面的な摂取禁止を積極的に押し進めている。下記は最近の注意勧告書の抜粋である。 “近年の科学的調査資料は、ゴンドウクジラの肉や脂肪部分を摂取しないことを推奨する時期に迫っているということを周知している。直近の調査結果から 我々が考える公共衛生の見解の結論は下記の通りである: 「ゴンドウクジラは、もはや食べ物ではないことを推奨する」 このような勧告をするに至り悲しみを隠せ得ないが、時代と環境は著しく変化しているのに伴い、人々の健康の観点を考慮すると、この勧告は必要なのだと信じている” −- Sincerely, Høgni Debes Joensen, MD, Chief Medical Officer, and Pál Weihe, MD, Chief Physician, Landslægen (See full text at http://suigin-iranai.jp/en/archives/462 )  しかしながら日本では、日本の鯨類がフェロー島のゴンドウクジラよりもはるかに高い水銀汚染が確認されているにも関わらず、政府医師らは鯨由来肉の摂取を反対するどころか擁護しているのである。  Hoydal and Dam氏による最近の調査報告によると、フェロー島のゴンドウクジラは約3.3ppmの水銀含有値を示したのに対して、日本の遠藤哲也教授の研究によると、日本沿岸で捕獲されたゴンドウクジラは概して23.1ppmもの凝縮された水銀が確認されている。 日本における予備的禁止令発令の必要性 水俣病に対して日本政府が示した公式な医学的処置は、その対応の遅さから極めて恥ずべきものとして知られている。予備的な理念を行使し、乳幼児及び児童に対して適切な検査をし、更に水銀汚染の危険性を十分に周知させない以上、水銀に汚染された肉の摂取を禁じるということ事に対して、全く意欲をみせない日本政府の姿勢は、全くもって理解しがたい。 水銀いらないキャンペーンでは、メディアや市民の方、特にお子さんをお持ちのご父兄の皆さんに、日本で公に確約されたもの以上の事を見据え、この問題についてより深く学んでいただく事を奨励しています。そして、日本政府が皆さんの健康、そして子ども達の精神発達・発育を守るために、このような危険に満ちた毒素の根源を一切禁止する必要があるかを皆さんに判断していただきたいのです。 この件についての詳細な情報に関しては、www.suigin-iranai.jp (日本語/英語)のホームページをご覧ください。 水銀いらないについて 日本水銀いらないキャンペーンは、この問題に異を唱える調査員、ジャーナリスト、活動家によって運営されています。水銀いらないのウェブサイトは、日本の公共教育に貢献したもので、この問題に関心を持つ方に対し最新の情報やレポートを提供しながら、今日私達の食生活や環境に現実に起きている水銀の危険性の原因を理解していただくためのものです。