News Feed 11 - 17 - 2015

捕鯨の太地、小学生に水銀影響調査

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 捕鯨が行われている太地町の小学生を対象にした国立水俣病総合研究センターによる水銀調査が6日から、同町多目的センターで始まった。これまでに実施した大人を対象とした調査では、水銀中毒の疑いは出ていないが、調査を希望した太地小の1、2、3年生48人を、1週間かけて調査する。検査結果が出るまでには、2、3年かかるという。

 町の要請を受け、同研究センターが東北大や大阪市立大などの協力を得て実施。自然界の水銀を摂取しているクジラや魚類などを多量に食べると、発達障害を引き起こすといった指摘があることから、10項目について調査を行う。

 調査には、各大学から専門の教授(医師)3人が参加。児童らは知能指数のほか、パソコン上の星の動きを目で追うなど自律神経に異常が見られるかどうかについての検査を受けた。また、さい帯血を調べるため、へその緒の提出も求めた。

 同研究センターの阿部重一所長は「子どもを対象にした本格的調査は初めて。大人についての調査で異常は見あたらず、子どもも問題はないと予想している」と話している。

(2012年8月7日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20120806-OYT8T01355.htm

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